2022/03/31
小樽みたいな場所って、日本にあまりないんじゃないかと思います。
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移住のきっかけ
小樽市の先輩移住者としてオンラインイベントにご出演いただいた杉本英樹さんは、神戸市のご出身で、現在は輸入玩具店を営まれています。移住のきっかけをお聞きすると、次のように答えてくださいました。
「ミーハーで恥ずかしいんですけど、25年くらい前でしょうか、北海道に移住するための手引き書があったんです。その本を読んで、触発されたのがきっかけです」
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小樽市の魅力について
本を手にするところからスタートした杉本さん。実際に移住されてみてから、小樽市のどんなところが魅力的だと感じられているのでしょうか。
「大都会の札幌からとても近いのに、独自の内容を持ったコンパクトな街がある、というところです。スキー場と海水浴場が隣に接近している場所って、日本にあまりないんじゃないかと思います」
小樽市は、車ですと札幌市から一般道で約70分、快速運転のJRに乗って約35分の場所。また海沿いの街ですので、海水浴場も6ヶ所と豊富。冬には地元の天狗山がスキー場としてオープンします。こういった小樽市ならではの立地条件に魅力を感じられているということでした。
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実際に移住してみて
さらに、“移住されてみて大変だったことはありますか?” と杉本さんにお聞きすると———。
「当初は起業を考えていなかったので、見知らぬ土地で人を雇って商売を始めるということ自体が苦労の連続でした。今は、それはそれで貴重な体験だったと思っています」
そんな杉本さんに、これから移住を考えている皆さんが抱くかもしれない、こんな不安をぶつけてみました。“住んでみたら予想と違ったりしないか、地域にとけこめなかったりしないか”、こういった不安に対してはどのようにお考えですか———?
「そうですね、どうしても各地から移り住みますと緊張していますので、地域の人と仲良くやっていけるか、など気になると思います。ですが住んでしまえば生活が始まりますので“なんとでもなる”としか言いようがありません。逆に心配しだすとキリがなくなると思うんです」
当初考えておられなかった起業をし、苦労の連続の中で歩まれてきた杉本さんだからこその力強い言葉でした。
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これから移住したい方へ
最後に、イベント参加者の方から『移住者同士、コミュニケーションが取れる機会はありますか?』という質問が投げかけられると、杉本さんから次のようなエピソードが。
「私の場合お店を自営業でやっていて、いろんな人と出会えますので、仲良くなったお客さんが実は移住者だった、ということはよくあります。そういうところから知り合って、お友達になるというケースは多々あります」
小樽市が、素敵な自然や、人との出会いがある場所だということがわかりました。杉本さん、イベントへのご出演ありがとうございました。
※移動時間参考→小樽市HP